催芽FINALSEASON…からの!!!
おばんです!!!
昨日から第3回目の催芽を行っております齋藤家です!
後半2回は山形を代表する品種である『はえぬき』というお米の種籾の催芽を行っていたのですが…
先輩農家さんも言っていた通り、今年のはえぬきさんの芽の出具合に結構な個体差が目立ちました。
えっ!??
毎年そんなに違うもんなの!???
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
実際僕もそう思ったので父ちゃん師匠に聞いたところ…
『あるコト』でした!!!
それでも今年は水が循環する『催芽機』を使用しての芽だしを行ったので驚くほどの差は出なかったのですが、これがあんまりにも差がある時は、先に芽が伸びた種籾さんから取り出し、その後様子をみながらの催芽となり、中々大変になってしまうのです!
更に浸種の条件なども毎年同じではにので、一概に種籾さんだけの問題ではなく、改めて難しさを感じたと同時に、機械を使っているから大丈夫という訳でも全くなく、むしろ使い方を間違えたりすると、それこそどうしようもなくなってしまうこともあります。
ただ、それでも今の農業機械は本当にすんごいと感じます。
特にじいちゃん大先生が農業を行っていたむかーしむかしは、機械などは存在すらしていない時代。
毎年田植えのシーズンになると毎晩のように「昔は全部手で植えていたから今では考えられないほどの苦労だったぞ!」と聞かされます。
勿論、『軽トラック』なんて便利な乗り物もありません!
パワーを発揮するのは勿論『牛さん』でした!!!
そんなすんごい経験をしてきたからこそ、じいちゃん大先生は機械に対しての向き合い方がちょっと違うく感じます。
『機械と上手に付き合っていく』、まさにこの言葉そのものです。
自分は本当に便利な時代に生まれてきたと痛感します。
もっともっとじいちゃんから色々教わらねばです!!!
(実は仕事中あんまり仲良くないのですが。。。笑)
若干長くなってしまいましたが、その間に催芽が終わった種籾さん達を冷やしながら、明日播種する品種の種籾さんを脱水しまして…
いよいよ種籾さんの準備は大体整いました!!!
これでいざ明日は種蒔きへっ!!!
といきたいのですが…
肝心の育苗ハウスの準備がまだ終わっていないのでしたー!!!
という訳で…
再び登場しましたコチラは、先日床土入れでも使用しました『齋藤家の田んぼの土を乾燥させて砕いた物』です!!!
これを今度はハウスにもってきまして…
端の部分に土が小盛になっているのがお分かり頂けますでしょうか?
はいっ!!!
写真のようにハウスの端の外周に一周グルっと土を盛るのです!!!
なぜそんなことをするのか???
ちょっと言葉では伝わりにくいので、明日からの播種の作業の中でご説明させて頂きたいとおもいます!
次にハウスの中心部にラインを張ります!
これは、育苗箱の端の部分のガイドとなるのですが、これがないと真っ直ぐ並べていくのがすごーく難しくなるんです!
ちなみに中心部分には箱は並べず通路などとして使います。
ここがきれいになってないと当然通路も狭くなったりしますし、なにより真っ直ぐ並べないと最後箱が収まり切れなくなってしまうこともあるんです!!!
たかが糸一本ですが、されど糸一本です!
そして次に取り出してきたコチラのながーいシートのようなものですが…
これは『有孔ポリ』というポリエチレン製の薄いフィルムでして、全面に1.8㎜の穴が開いています。
これを敷いた上に苗箱を並べて育苗するのですが、なぜ敷くかといいますと…
一つは夜間時等の温度低下を防ぐことです。
山形の春はまだまだ朝晩冷え込みがハンパないんです!
苗さんもあまりに寒すぎると伸びてくれないので、少しでも温度を下げない工夫です。
そしてもう一つは、これからハウスで育苗した後、実際田んぼに移植するのですが…
想像してみてください。
穴の開いた苗箱を直接土の上に置いて育てるとどうなるでしょう??
はいっ!!!
勿論根っこさんが伸びてくると勿論箱を超えて土に根を張りますよね?!
そうなるとどうなるかというと…
はいっ!!!
田んぼに苗箱を持って行く時に『この箱くっついて取れねー!!!!!』
となってしまうんです!!!
そこで、箱と土の間にシートを敷くとどうなるかというと…
はいっ!!!
あら簡単!
サッと箱が取れるではありませんか!!!
ということなんです!笑
写真を撮り忘れてしまってのですが、なんとかシートも張り終え、その他細々あるのですが一応準備が整いました!!!
これで明日からいよいよ齋藤家の種蒔き2014がスタートします!!!
昨年は大雪に見舞われてしまいとんでもなく大変でしたが、今年は晴れの予報なので、しっかりきっちり行いたいと思います!
頑張るぞーーーーー!!!!
そんな本日のおやすみソングはコチラ!
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
それでは次回つづく!です!
※このブログは齋藤聖人の名前でFacebook等でもアップしています。
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