農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

床土とはマットレスである。 by聖人

今朝の山形は昨日までの風もおさまり、とても清々しい青空となりました!

ということで、若干眠い目をこすりながらまず一発目は朝食前の朝仕事にハウスのビニールの巻き上げ部の貼り直しからスタートしました!

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…いきなり完成系の写真ですみません!

朝早かったもので若干頭が回っておらず、気付いたころにはもう作業終了でした。。。

本来ならしっかり説明すべきなのですが、巻き上げに関してはまだ他のハウス分が残っているので、次回説明させて下さい!同じ墓穴はほりません!!!

ということで本日のメインは『床土入れ』の作業になります!

はて?床土?なんぞや??と思われる方もいらしゃると思いますので簡単に説明しますと、先日の記事でも紹介した通り、これから田植えまで、稲の苗は育苗箱という箱の中である程度の大きさまで成長させます。その育苗箱に前回混ぜた土を入れるのですが、その最初に入れる土の事を床土と言います。

順番的には、下から苗箱→床土→種籾→掛土という感じになり、僕の超個人的解釈から例えますと、床土とはいわば種籾が寝るためのベッドマットレスのような存在になります!(全然例えが間違っていたらすみません)

よく、『寝る子は育つ』と言いますよね!種籾さんにもしっかりとした寝環境が必要な訳です。

マットレスが硬すぎても柔らかすぎても疲れますし、厚すぎても薄すぎてもしっかり寝ることが出来ません!

勿論、苗の生育には他に水や光、温度環境など重要な要素がある訳ですが…それは追々ご説明させて頂きます。

なんだか話がそれてきてしまっている気がしますが…早速『床土入れ』スタートです!!!

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この写真見づらいですよねー!

すみません!これが通称『床土入れ機』というものなのですが、全長5m程もあり、作業場内の手狭になっていたため微妙なアングルとなってしまいました。。。

ということで、まずは機械中央の床土ホッパーなる部分に先日混ぜた土を投入しまして、

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はい!こちらが育苗箱になります!

育苗箱一つにしても底が様々な形状のものがあるのですが、そのご説明は一旦割愛させて頂きまして、育苗箱を回転するゴムベルトの上に一枚一枚セットしていきます!

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そしてホッパーの排出口を開くとベルトコンベアから育苗箱へ床土が落ちてきます。

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そして次に育苗箱を待ち構えているのが写真奥の回転ブラシ!

ここで余分な土は下へ落とされます。

そしてお次は鎮圧ローラー!

ここで床土がある程度締固められ、最後の砦へと運ばれます!

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そしてラスボスは赤い箱のような部分にある鎮圧版です!

ここで仕上げに締め固められ、バコン!と鎮圧版が音をたててフィニーーッシュとなります!!!

なんだか鎮圧というと硬いイメージになりますが、意外にもちょっと指が触れただけで後が付くくらいのやわかたマットレスに仕上がります。

そしてそれを父が2枚ずつ取り、ひたすら積み重ねていき、僕はひたすらホッパーに土を補充し、じいちゃんは育苗箱をセットしつづけます!

とここまで駆け足できてしまい説明不足な点が多々ありますが、基本的にはこのような流れになります。

そして今現在、この作業はまだ半分も終わっていません。。。

勿論明日の朝仕事もこの作業です!

なので、次回作業時にもう少し掘り下げて色々と書いていきたいと思います。

ということで本日も気付けばこんな時間に…僕も育つように寝なければです!笑

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!