農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

もみ殻のゆくえ。

おばんです!!!

昨日の燻炭焼きの件から一夜明けまして、本日改めて父ちゃん師匠と話をした結果、今後はまず近隣住民の方にご理解を頂けるのであれば、続けさせて頂こうという事に決まりました。

という訳で、早速明日から実際にご近所さんにお邪魔しまして、ご意見を頂戴して参りたいと思います!!!

そんな齋藤家のもみ殻なのですが、本日も籾摺りを行いまして、総量はとんでもない量になっております!

その全てをまさか燻炭にしているのか!??

と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、本日は齋藤家のもみ殻のゆくえについて少々書かせて頂きたいと思います。

まず、結論から言いますと齋藤家では年間に排出されるもみ殻総量のおよそ50分の1程の量、主に育苗時の床土として使う分だけ燻炭として燻し焼きさせて頂いております。

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因みにこちらは今年の4月に使用した、去年作った燻炭です。

ですので、言い訳がましいですが量的には極端に焼きまくっている訳ではありません。

じゃあ他のもみ殻はどうしているのか??

と言いますと、勿論焼かずにそのままのもみ殻を畑で使用したりもするのですが、それも全体量に比べると微々たるものです。

まさか隠れて焼いたり、どこかに捨てたりしてるんじゃないのかい!???

という事でも全くなく、実は齋藤家では…

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なんじゃこりゃーーーーーと思わず口が開いたままになってしまうほど大きな重機で、もみ殻を持って行ってもらっているのです!!!

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早速昨日のお昼過ぎからその作業が始まりまして、どんどんトラックにもみ殻を詰め込んでもらいます!

そうしてトラックが一杯になると、とある場所へと持っていってもらうのですが…

実は齋藤家のもみ殻を、毎年お隣米沢市で畜産業をされている農家さんに、飼料としてお使い頂いていたのであります!!!

そのため今年もこの時期にもみ殻回収をお願いしていたのであります!

普通は稲わらを飼料とすることが多いのですが、近年の研究結果でもみ殻も稲わらも飼料としての栄養分や与えた牛さんの栄養分はなんら大差が無いという事が発表され、もみ殻は稲わらに比べ価格もとても安く抑えられるのです。

齋藤家ではこの膨大な量のもみ殻を処理しきれないため、勿論お金は頂きませんが飼料として使っていただくことはとても有り難いことですし、畜産農家さんも飼料代の節約などのメリットがあり、お互いにいい関係性となっております。

何より、田んぼから牛さんの食事が生まれ、その牛さんの堆肥などをまた田んぼで活かすことが出来る。

その循環は農業においてとても素敵なことだと思います。

という訳で、今回はまず半分ほどのもみ殻を持って行って頂きまして、もみ殻を置いておくスペースも広がり、安心して籾摺り作業もできます!

今後は、籾摺り作業が終わってからまた回収しに来て頂いて、残りの分を持って行って頂くことになっています!

齋藤家のもみ殻を食べて、牛さんも元気になってくれたら良いなーと、籾摺りを行いながら思うそんな今日この頃でした!

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!

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