農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

遂におおずめ作業『籾摺り』です!!!

おばんです!!!

現在台風が日本列島を通過しているようで…山形も今日は雨降りでした。。。

なんとか台風直撃前に、倒伏の危険性が一番大きいもち米の刈取は終わっていたので一安心です。

雨のせいで刈取もできませんし、今日は午後からアルバイトだったので午前中はお休みにしようか…

なんてことはありません!!!!!笑

一昨日刈り取ってきた籾さんを乾燥させていたわけですが、お次に大事な作業である『籾摺り(もみすり)』を行わなければ出荷できないのであります!!!

と、その前に乾燥についてですが、そもそも刈取を終えてすぐの籾の水分率は、平均で22%程あります。

そんな水分の多い籾をそのままにしておくと、当然ながら腐って変な臭いがしたり、カビが生えてしまったり、芽が出てきてしまうことだってあり、お米の品質低下に直結します!!!

そんなことを必ず避けるために、刈り取りを行ったお米はすぐに乾燥させ、現在の農産物の規格である15%前後まで水分を飛ばします。

そして乾燥が終わった籾さん達を…

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乾燥機からどびゃーーーーーーっと作業場2階にあります『籾ます』という籾を貯めておく場所に移します。

それからいざ籾摺り作業に入るのです!

そもそも籾摺りってなんやねん!??

と思われる方もいらっしゃるかと思いますが…結論から申しますと『籾から籾殻を外し、玄米にする作業』です!!!

そしてその過程で、未熟なお米を選別したり、異物を排出したりします!

論より証拠!という訳で…

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こちらが籾摺り機械です!

んーーーーなんのこっちゃわからん!

と思ってしまう見た目かと思いますが…

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まず初めに説明しました籾ますから1階の籾摺り機へと籾が流れてきまして…

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機械内部のゴムローラーを籾さんが通過することで殻が外され玄米さんになり、、この選別板に送られて第一の選別が行われます!

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そしてその後上部写真の手前のオレンジの機械に玄米さんが送られ、また内部の網で選別され、無事に通過した玄米さん達が上部写真の一番右の米袋(通常出荷分)に排出されます!

因みに写真の左側の機械から排出される分は、未熟なお米であったりする『くず米』と言われ、これはまた別な出荷を行います。(くず米については後日少々説明させて頂きます)

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更に、出荷分の米袋は一体約30㎏なのですが、オレンジの機械が自動で計量してくれるので、玄米さんがいっぱいになるとピーピーと教えてくれます!

そしたらお次は米袋の口を縛ってあとは積んでいくのですが…

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なんせこの米袋をえいや!!っと担ぐのがそれはもう大変で大変なのです!笑

そんな時に登場する強い見方がコチラの『楽だ君』です!!!

この楽だ君に結び終わった米袋をセットすると…

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摩訶不思議っ!!?自動で持ち上げてくれます!!!

そしたらここからは人力でひたすらに積んでいきます!

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もう一度言います。ひたすらに積んでいきます!!!笑

しかもここまでの工程が米袋1体1分で出来上がります!

ですので、まさに人間も機械のように動き続けてなければなりません!!!

因みに、外された籾殻はと言いますと…

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籾摺り機械からホースで作業場の裏に排出し、貯めていきます。

そんなこんなでひたすらに籾摺りを行いまして…本日無事にもち米の籾摺りが完了しました!!!

先日僕がハンコ押しで用意した枚数は250枚でしたが、終わってみると273体出来上がりまして、結果的に今年のもち米は昨年よりも収量が上がり、嬉しい悲鳴となりました!

必ずしも収量が多ければ良いという訳ではありませんが、やっぱりお米が沢山収穫できたということは嬉しいものです!

そしてもち米のお次はいよいようるち米の収穫へ!

身体も機械もしっかり準備をして臨むべしです!!!

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!

※このブログは齋藤聖人の名前でFacebook等でもアップしています。

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