農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

なぜに草刈をするのか??

おばんです!!!

『スーツ農家』の齋藤聖人です!

最近もっぱら寒くなってきた山形県東置賜郡川西町。。。

8月も残すところあと2日、そろそろ夏も終わりなのかなーと思いながら、今日は草刈の旅へと出かけました!!!

すると、作業を開始して間もなく…

なんだか暑くなってきたぞぉー!!!!!

ふと空を見上げるとカンカン照りの太陽がっ!!!

山形の夏はもうちょっと先まで続くようです!笑

そんな訳で本日は…

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伸びまくっていた畦畔(くろ)の雑草達を…

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一網打尽に刈りまくりました!!!

久しぶりに一日中草刈をしたのですが、やっぱり綺麗な畦畔は気持ちがイイですね!

稲さん達も気持ちよさそうに首を垂れているように見えました!

ところで皆さん!

なんで田んぼの周りの草を刈るのかご存知でしょうか??

突然言われると実は僕もハッとしてしまいそうになるのですが、主な理由は害虫対策にあると思います!!!

中でも『カメムシ類』がお米さんに直接悪さをしますので、その生息数を減らす目的として草を刈ります!

他にも作業性を良くするためや、雑草が茂りすぎると病気の原因にもなりかねませんので、その対策の1つとして畦畔の風通しを良くしておくことなどがあると思います。

では、一体カメムシが大量発生することでお米に発生する被害はどんなものなのか??

コチラをご覧ください!

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これは全て同じお米なのですが、綺麗なお米の中に部分的に黒くなってしまっているお米が沢山あるのがお分かりになるでしょうか??

実はこの黒くなってしまったこそがカメムシ被害にあってしまったお米の『斑点米(はんてんまい)』なのです!!!

カメムシは稲さんが穂を出してお米を実らせてくると寄ってきて、籾の上からお米の栄養分を吸ってしまうのです!!!

そうして吸われてしまったお米がこのように黒くなってしまうのですが、収穫時にこの斑点米が多く入ってしまうと…お米の等級が下がってしまうのです!

つまり…減収に直結してしまうのです!!!

これはなんとしてでも避けなければなりません!!!

という訳で、カメムシの生息域となっている畦畔や農道の雑草を定期的に刈ることで、カメムシの数を出来るだけ少なくしようという訳なのです!

と、僕は考えながら草刈をしているのですが。。。

では一体どのタイミングで草を刈るのがベストなのか!??

ここが未だ自分の中でしっかりと確立できていないのです。。。

出来るのであれば、常に刈れば良い!!!

にこしたことはないと思います。

がしかし!

草を刈るといっても鎌を片手に刈り続ける訳ではなく、様々な機械を使用して刈るのが現代の農業です。

つまり、機械を動かすためには燃料が必要になりますし、勿論その機械を動かしているのは自分ですので、時間と労力を必要とします。

それが無限にあれば話は別ですが…毎回草を刈るとうことはかなりのコストがかかることになるのです。

なので、少しでもコストを抑えるには草刈の回数をいかに減らすかということが重要になります。

けれどもただ減らしただけで、カメムシの発生数が減らなければそれはそれで意味がありません。

こうなってくるとなんだか頭がごちゃごちゃしてきますよね??

なので未だに僕も苦戦しているのでした。

しかし!

近年では様々な関係機関でこの『草刈りのタイミングとカメムシの発生数』について実験がなされており、中にはかなり説得力のあるデータをあげている方々もいらっしゃいます。

今年はてんてこ舞いな上半期を過ごしてしまい、自分なりの草刈り実験が出来ずに収穫を迎えてしまいそうなのですが、それらのデータを参考にさせてもらいながら、来年こそは自分なりの草刈りタイミングを見つけることのできるようにせなばです!

兎にも角にも今年のお米さんがカメムシにやられてしまわぬよう、まずは願います!!!

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!

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