「ねっきたて」という名の「作溝」です!!!
おばんです!!!
今日は朝からどよーんとした雲の広がる置賜地方。
丁度よい具合の空だったので、勿論朝仕事にばか苗抜きの旅へと出発しました!!!
なんだか田植えが終わって一段落するどころか、あれからずっと田んぼへ入っているような気がします。。。
ばか苗抜きは勿論今後しなくてもいいように改善しなければなりませんが、これだけ毎日田んぼに入っていると、これがなくなってしまうのはなんだか寂しいような気もします。
いやいや!
ばか苗をなくすことで、もっと活き活きと稲さんに育ってもらえるよう来年はがんばらねばです!!!
そしてばか苗がなくなったとしても、お米作りに対する熱意と愛情はなくすことのないよう、今日も田んぼへと向かうのです!
という訳で、遂に今年もこの時期がやって参りました!!!
では盛大にご登場して頂きましょう!!!
『田面ライダーさーーーーーーーーーーん!!!!!』
『よーーーーーーし聖人くん!!! 今年も一緒に汗を流そうではないかっ!!!』
と言わんばかりに今年も助けに来て頂きましたコチラの機械は、その名も『田面ライダー』です!!!
この田面ライダーさん、一体どんな作業を手助けしてくれるのかといいますと…
作溝(さっこう)という、文字通り「田んぼに溝を掘る」作業になります!
一体なんの為に溝を掘るのか??
それはこの時期行われている「中干し」に大きく関係しているんですが、ちょっと前に中干しについて書かせて頂いた中に「根の活力を高める」という点があったと思います。
それは根に新鮮な空気を与えることで活き活きとするのですが、溝を掘ることで更に効果を高められるのです!
そして同じく「土中のガス抜き」の目的も効果が高まります。
そして新たな点としまして、作溝で掘る溝が『田んぼの中の排水路』として機能するのです!
田んぼの中を溝がグルッと一周することにより、水を抜く時も、水を入れる時も効率よく行う事ができるのです!!!
それは今後の『間断潅水(かんだんかんすい)』という水管理の際や、稲刈り前の『落水』を行うためには欠かせない溝になります!
そしてこの作溝作業、全国的にはどうなのか定かではありませんが、どうやら山形県置賜地域では『ねっきたて』と呼ばれているようなのです。
勿論齋藤家でも昔々から作溝作業のことを「ねっきたて」と言ってきました!
では、ねっきたてとはどういう語源なのか??
改めて考えてみると僕も気になったので父ちゃん師匠に聞いてみたのですが、師匠も分からないとのこと。。。
益々気になるので、明日じいちゃん大先生にインタビューしてみようと思います!
という訳で、早速ですが『ねっきたて2014in齋藤家』のスタートです!!!
まずは今までずっと干していた田んぼさんに、写真のようにくるぶし丈ほどの水深まで水を張ります!
水を入れる前の田んぼの様子は後日アップします!
そして先ほどの田面ライダーさんに混合油を満タン入れまして…
ここでようやく『株間抜き』の謎が明らかになりましたね!!!
田植えが終わってしばらくしてから行った株間抜きという、ある場所に当たる苗さんをずらす作業でしたが、あれはこの日の作業のために行っていたのでした!!!
こうやって田面ライダーさんの通る道を予めあけてあげることにより、ライダーさんが苗さんを踏まずに進むことができるのです!
ということで、開けておいた株間にライダーさんをセッティングしまして、いざエンジンを始動!!!
そしていよいよ僕もまたがりまして、スロットルをあげて進むのです!!!
すると…
なんということでしょう!!!
ライダーさんが通った後の株間には、写真のようにクッキリと溝がたっているではありませんか!!!
これが先程書きました「田んぼの中の排水路」になるのです!!!
ということで、この後ももう少し行う事があるのですが、基本的にはこのような感じで溝を掘っていきます!!!
写真のように綺麗に溝を掘れれば凄くイイのですが、綺麗に掘るには色々とコツがありまして、まだまだこの作溝作業は終わりませんので、今後詳しく書かせて頂く予定です!
それにしても、田面ライダーさんのパワーはすんごいですよね!!!
そんな本日のおやすみソングはコチラ!
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
それでは次回つづく!です!
※このブログは齋藤聖人の名前でFacebook等でもアップしています。
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