除草剤ってどうして効くの??!
おばんです!!!
昨日無事に秋穂の花田植えイベントが終了した訳ですが、実はその準備をしている間も勿論田んぼの作業は進んでおりまして…
第2回目の除草剤散布を行っておりました!!!
今年はめっきり雨が降らず、毎日お天気が続いておりまして、ほんとならもう少しだけ遅らせて散布したいところだったのですが、今年も気になる『アレ』が発生してしまっている田んぼがあったため、木曜日から早朝の時間などで散布を行っていたのでした!!!
気になるアレについては、後日書かせて頂きます。
そんな訳でいざ散布するのですが、去年コチラの『イッポン』という除草剤を使用し、あまり雑草も生えずに効果がよくみられたので、今年もこのイッポンを使用することになりました!
しかーーーし!
今年から齋藤家でも栽培することになりました、我らが山形県のブランド米『つや姫』ですが、この品種は栽培マニュアルがしっかりと決まっておりまして、使用可能な農薬などもきっちり決まっているのであります!
ということでつや姫さんには『ヤイバ』という除草剤を使用しました!
この2つの除草剤は共に『初・中期一発処理除草剤』という同じカテゴリーの除草剤でして、実は同じような除草剤の種類は山のようにあるのです!!!
では一体何が違うのか??
勿論有効成分の違いはありますが、他にも作業体系に応じて粒状であったり液状であったり、同じ粒状でも粒の大きさや形、重さなどが微妙に違ってきます。
種類が多くあるのは、各農家さんによって、重きをどこに置くかで除草剤を選ぶ基準が違ってきます。
ちなみに齋藤家では粒状の除草剤を使用しているのですが、田んぼに均一に散布することができる可能性が高いと感じているのが粒状でして、他にも散布方法がナイアガラ方式なので、粒状でないとできないことなどもあります。
そんな訳で早速ナイアガラ方式で散布開始です!!!
ちなみに早朝の散布時は、まだ農道の草花には朝露が残っているため、その上にホースを置いてしまうと、除草剤の出てくる穴やホース内部が濡れて作業効率がすこぶる悪くなるので、基本的にはそうならないようかなり気を付けて作業を行います!
そして無事に散布の終了です!
先週の散布時と同じように、粒状の場合まずは田んぼの水の中に落ち、その除草剤が溶けだして、雑草の処理層を形成するのです。
その処理層が雑草を枯らしてくれる訳ですが…
そもそもなぜに『除草剤』なのに苗さんは枯れずにいることができるのだろうか??
ということで少々調べてみました。
まずは水田での代表的な雑草であるヒエを例に考えてみますと…
ヒエは、イネと同じイネ科の作物であるので、ヒエに効く除草剤であれば、イネにも何らかの影響があるのは間違いない。
では、どうやってイネに害がなく、ヒエだけを枯らすことができるのか?
多くの除草剤が、ヒエとイネの生長点の位置の差を利用しています。
水稲除草剤の多くは、湛水状態で処理された後、田面水を介して、水田土壌の表面に処理層(除草剤の有効成分を含む土壌の層)をつくります。
移植栽培の場合、イネは育苗されて本葉が2枚とか3枚出た段階で植え付けられるため、根っこや生長点は土の中にあり、イネの生長点は除草剤の処理層にあたることはないのです。
しかし、ヒエの場合は、土の中の種子が発芽すると、弱々しい芽とその芽の基部にある大事な生長点が除草剤の処理層に触れることになり、枯れてしまうことになる。
という主な内容ですが、皆様お分かりいただけたでしょうか??
そんなこんなであっという間に、一応齋藤家の今年の除草剤散布は一旦終了。。。
あとは水管理をしっかりと行うことが必須ですが、雑草さんが生えてこないことを祈りながら、経過を見守ります!
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
それでは次回つづく!です!
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