米農家で本当に嬉しかった!!!
おばんです!!!
今朝目覚めると、当たり前のように隣で嫁は口半開きで、幸せそうに爆睡しておりまして、クスッと笑いながら写メを撮りました。。。
昨日のブログでも触れましたが、今日で東日本大震災からまる3年ですね。
まだ3年。
もう3年。
感じ方は皆さん違うかと思いますが、僕は『もう3年』に感じます。
きっとそれは、あの年の冬から関西で生活していたからだと思います。
今日はまる一日ずっと、震災関連の番組が放送されてましたね。
それを観て、なおさら感じた事は皆さん違うと思います。
きっと、『あの日の自分』を思い返された方も多いかと思いますので、僕も振り返りたいと思います。
3年前のあの日、実は山形の実家で生活していました。
その日はアルバイトでお店に立っていたのですが、急に体感したことのない揺れが起こり、棚がバッタバタと倒れて来たのですぐにお客さんと共に外へ避難。
幸いあの時お店がある米沢市と僕の家がある川西町は停電することがなく、その後なんとそのまま営業していたのです。
ただ、その間お店のパソコンなどで状況を調べながら家族に連絡をしたりしていたのですが、仙台に住んでいた兄と連絡が繋がらないまま家路に着きました。
思えばあの時、地震直後からあり得ないほどの大雪になり始めていました。。。
そしてテレビを付けた瞬間あの映像。
正直本当に信じられませんでした。
そして次の日から、全局報道番組とあのCMのみに。。。
僕の住む川西町の状況も一変しました。
ガソリンや灯油の輸送が途絶え、やっと来たと思えば一瞬で完売。
スーパーマーケットでは食料品が一瞬で完売。
仙台の兄と連絡がとれたのはその2日後でした。
幸い兄が住んでいたのは仙台市内の中心部だったため津波の被害はなく、電気とガスが止まったという状況で済みました。
その連絡を聞き、真っ先に向かったのはガソリンスタンド。
燃料の到着日前日からエンジンをかけずにあり得ない位の厚着をし、深夜から並びました。
当時寒さしのぎに車内で練炭を焚き、亡くなられた方もいました。
そしてやっとこさ入手した灯油とストーブ、ありったけの食料を車に積んで、兄のもとへ向かいました。
兄の顔を見て、あんなにほっとしたのは生まれて初めてでした。
その夜は灯油ストーブの上でお湯を沸かし、二人で鍋を作って食べました。
そして次の日の朝、兄の知り合いの飲食店さんがお店を開けると連絡があり、すぐに向かいました!
その時食べた豚汁は今でも忘れません。
豚肉と書かれていたけれどベーコン。
味噌味かと思いきやコンソメ味。
でも、めっちゃ美味かったんです。
その後兄は仕事の都合上山形へは帰れないとなり、とりあえずの生活必需品を置いて帰宅。。。
帰ってきた山形は、あまりにも状況が違い過ぎて、なんだかさっきまで事が夢だったかのようでした。
それから2週間後、また兄の所へ色々届けに行ったのですが、その時兄と…
『沿岸部を見に行こう』と話をしていました。
冷やかしや興味本位ではなく、
『同じ東北に暮らす者として、テレビ画面ではなく自分の目でしっかりと見ておかなければならない』
そう思い、当時の兄の地元多賀城方面へと車を走らせました。
勿論当時は安易に立ち入りが許される地域は少なかったため、一般車両の通行が許されている道路を走ったのですが、車窓から見る風景は、言葉にできなかったです。
『家族の事や家の農業の事で精一杯だった自分に何ができるのだろうか?』
考えに考えた結果、次の週にトランク一杯お米を詰めて、当時お世話になっていた仙台市内の洋服屋さんへ向かいました。
自分には何百万、何千万ものお金は寄付できないけれども、お米だったらあるたけ食べてもらえる。
そう思い、店に来るお客さんにお米を配らせて頂きました。
あの時お米を配って『ありがとう』と言われた気持ち。
齋藤家が米農家で本当に嬉しかったです。
あの気持ちがあったからこそ今の僕がいるんだと思います。
自分の作ったお米を少しでも多くの人に負担なく食べて欲しい。
これからもその気持ちは変わりません。
そしてあの日を決して忘れません!
人はどうしても慣れたり、忘れたり、諦めたりしてしまいがちになります。
でも、今この時からだって出来ることは山ほどあると思います!
僕にも出来ることはもっと沢山あると思います!
そのためにもまずは、また『ありがとう』って言ってもらえるお米を一生懸命作ります!!!
僕も時々なぁなぁになってしまいそうな時もありますが、そんなことのないよう、これからもブログを日々更新して参りますので、よろしくお願い致します!
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
それでは次回つづく!です!
※このブログは齋藤聖人の名前でFacebook等でもアップしています。
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