農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

先人の知恵!

おばんです!!!

今日はサッカー日本代表の国際強化試合ですね!

対オランダ戦ですね!

皆さんご覧になっていますか??

僕は観ていますよーーーー!!!

サッカーなどのスポーツの分野において、日本の存在は昔に比べてとても大きくなってきてると思います。

どんな形であれ注目されるということは、なんらかの形でうまれることやうまれるものというものがあると思います。

全然関係ないかもしれませんが、日本農業においても良い影響があれば良いなと思う次第であります!!!

そんな本日はといいますと、朝からじいちゃん大先生が忙しいご様子…

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畑から白菜を収穫してきたようですが…それにしてもちょっと量が多くないかい???

齋藤家では野菜を出荷している訳でもないので、すべて自家用なのですが。。。

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そして今度は青菜(せいさい)を山のように収穫してきました!!!

『おーーーーーいじいちゃん収穫に精を出すのは凄いんだけど、そんなに一度に食べられないって!』

と若干焦り気味で声をかけると…

『ばーーーーがおめぇ、みな漬けんなだごでぇ!!!』

と言われたのですが…皆さんお分かりでしょうか??

要約しますと、これらの野菜たちを塩漬けにすることで、冬の保存食として頂くのであります!!!

なーーーーーーーるほど!!!

そもそも四季のある日本では冬になると、お米もそうですが野菜なども殆どつくることができなくなります。

それに加え豪雪地帯である山形の置賜地方では、これから一面真っ白な銀世界になります。

今でこそビニールハウスという画期的な温室が存在するため、今日の私たちは冬場でも夏場とあまり変わらずにスーパーで野菜を買う事ができる訳ですが…

ましてや冷蔵庫も冷凍庫も何も無い時代は、皆さん冬場は食に苦労していたことが想像されます!

そんなこんなで、じいちゃん世代では当たり前の冬支度の風景ですが、都会の方では中々お目にかかれないのではと思います。

ということでこれらの野菜たちをこれから漬物にしていく訳ですが…

そもそも皆さんは漬物というものがいつから存在するかご存知でしょうか??

そんな事をいう僕も知りませんでしたので…いつものごとく調べてみますと…

なんと日本では『大和朝廷の時代』から漬物となるものが存在していたようです!!!

大和朝廷と言われてもピンと来ない方も多いかと思いますが…およそ1500年ほど昔には漬物が存在していたとされているのです!!!

そんなに古い歴史があることには驚きですよね!!!!!

といっても当時は『漬物』という言葉は勿論そんな概念も存在しておらず、単純に保存方法として野菜を塩に漬ける事が行われていたようです。

またこの頃の漬物は一般庶民が食べるものではなく、貴族や僧侶が食べる保存食とされていました。

そして平安時代になるとようやく庶民の間でも漬物が食べられるようになった訳であります!

所で皆さんは、漬物の事を『香の物』とか『お新香』と呼ぶことがあるのではないでしょうか??

なぜにそう呼ぶのかと申しますと…

時は室町時代

このころ巷では、香木を燃やし、その香りをかいで香木の名前を当てる『聞香(もんこう)』という高尚な遊びが大ブームとなっておりました。

しかしながら実は、聞香に使う香木は驚くほど種類が多く、しかも、その個々の香りの違いはといえば、素人にとっては無いも同然。その道で修業した人でなければ、香木の名前をかぎ当てることなど不可能といえるほど、超難関の遊びなのでした!

それだけに、聞香の席に参加する人でも、一度に何種類もの香木をかげば、当然ながら敏感な鼻も、香木の香り自体に慣れ過ぎてマヒしてしまうのです。。。

そこに登場したのが漬物さんだったのです!!!

といっても当時は味噌漬けの大根だったらしいのですが、この香りをかぐことで鼻を一旦リセットしていたようです!

ワインの試飲の際には、パンを間に食べて舌を新鮮にする…というのと同じ発想らしいのですが、僕はワインの試飲をしたことがないので何とも言えませんが…

どうやらこれらの事が関係して『漬物=香の物』となったようです!!!

因みに『お新香』はその名の通り、一夜漬けや浅漬けをそれまでの漬物と差別化するため、江戸時代に生まれた言葉なのですが、それらが時代と共に混ざり合って今日では両方とも漬物として呼ばれているのです。

ここまでが漬物歴史になりますが…意外と奥がふかーーーーーいですよね!!!

皆さんも次に漬物を食べる際は、歴史も一緒に感じて食べてみてはいかがでしょうか??

そして忘れちゃいけないのが、齋藤家の漬物歴史!

齋藤家の跡継ぎとして、代々伝わる齋藤家の漬け方もしっかりと習得して、後世に伝承していかねば!

と思う一日でした。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!

※このブログは齋藤聖人の名前でFacebook等でもアップしています。

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