農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

神様もお餅は好きなのだろうか??

おばんです!!!

突然ですが…

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はいっ!!!

コチラの機械が何か皆様ご存知でしょうか??

正解は…

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この年季の入った『とある保温器』の中にあります…

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ジャン!!!

『THE おもち』です!!!

本日齋藤家では今年の初物の『お餅』が食卓に並びました!!!

今年も一生懸命に栽培しました『ヒメノモチ』さんから作ったお餅はそりゃもうおいしそうですぐにでも食べちゃくなります!!!

という訳で早速いただきま……

とその前に!!!

齋藤家では初物を頂く前に『ある事』を行います!

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なにやらじいちゃん大先生がお餅を小さく切り分けまして…

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すぐさまそれにばあちゃんがお手製のあんこを素早くかける見事なコンビネーションで完成です!!!

そうです!

皆様のお家でも行っておられるかと思いますが、齋藤家ではその年の初物、中でもお米に関してはある種儀式のようにしっかりと神様へお供えするのであります!!!

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という訳で、しっかりお供えして、しっかりと手を合わせまして、今年も無事に収穫できたことに感謝の気持ちと、今後の齋藤家の農業も繁栄しますようにとしっかり祈りまして、不謹慎かもしれませんがその後しっかりとお願いをしまして、写真を撮らせて頂きました!

そもそもなぜにお米やお餅をお供えするのだろう??

と疑問に思い調べてみたところ…

日本人は稲作の伝来以降、春に田を耕し、秋に収穫を得る生活を社会の基盤とし、米には稲魂が宿ると考え、米と深い関わりを持って生活をしてきました。

そのため飯や、餅、酒などの米から作られる食物は神饌(神様にお供えする物のこと)の中心として頻出し「お神酒のあがらぬ神はなし」と言われるまでメジャーな存在となったのです。

自分で育てた野菜や果物などの「初物」をお供えする事は、本来の「御馳走」の意味にも通じるとされています。

因みに、特定の形式を有する儀式ではないため、穀物ですら形式は統一されていないようで、米以外の穀物を神饌として奉げる地域も存在し、沖縄の伊良部島では稲作に適さない石灰質の土壌のため、粟などの穀物から作られた「ンマダリ」と呼ばれる神酒や餅が奉げられているそうです。

また、静岡県磐田市の府八幡宮岡山県岡山市吉備津神社などでも粟や黍を神饌として奉げる風習があります。これらは土壌や水源などの要素の他に、稲作の定着以前の食文化を残しているとして、民俗学的に貴重な事例とする説もあります。米は「粢(しとぎ)」と呼ばれる粉末状に加工され、発酵させては酒になり、熱を加えては餅になり、唐から油を用いた調理法が入って以降は「餢飳(ぶと)」や「糫餅(まがりもち)」となり、アイヌにも「シト」という餅として伝わり、様々な御物、食物へと発展したそうです。(ネット参照)

そんな訳で一通りの儀式が終わりまして初めて自分の口で頂けるのであります!

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あまりに並々に盛ってしまい、ちょっと絵面的にあまり良いものではないかもしれませんが、何と言ってもこの『お雑煮餅』が僕の大好物でして、これだけあれば他に何もいらないと思えるほどです!!!笑

今年就農して、色々あるなかでも無事に収穫できた喜びと、来年も同じように食べることの出来るよう、そしてもっともっと美味しいお餅を食べることの出来るよう、様々な気持ちを一緒に噛みしめながら食べるお餅は、格別でした!

農家に生まれてよかったなーと思う瞬間でもあります!

そして来年は、是非とも機械まかせだけでなく、自分でついたお餅も食べてみたい!!!

そのためにうすときねを買おうかとリアルに思うひと時でした!笑

皆さんも、明日はお餅でもいかがですか??

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!

※このブログは齋藤聖人の名前でFacebook等でもアップしています。

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