農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

火事だぁーーーーー!????

おばんです!!!

今日も元気に絶賛稲刈中の齋藤家でございます!

平日は父ちゃん師匠が稼ぎに行っておりますので、僕がコンバインに乗りまして、じいちゃん大先生と共に角刈などを行いながらの進めています。

そんな中ふと近くの圃場を見ると、なにやら煙が起ち上ってきていました…

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かっ、家事!!???

と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、これは稲刈りの終わった後の田んぼで、刈取終わった藁に火をつける『藁焼き』という作業なのであります。

この藁焼き作業。

そもそも刈取終わった藁を齋藤家では焼かずにそのままにしておきます。

そして春の雪解け後の耕起作業で藁も一緒耕し、田んぼの肥料としております。

その際に、焼いていない藁だと腐食するのが遅くなり、後で還元の原因になってしまうから秋のうちに焼いておく。

という方や、そもそも焼いた方が土壌肥料として焼かないものよりも優れている。

という方や、そもそも藁を収集するのが困難なため。

など藁焼きには様々な意見があるようなのです。。。

しかし一つ共通して言えること…それは藁を焼くことで発生する煙。

これは何一つ良い事がないということです。

僕は農業を行う上であまり批判はしたくなく、出来る限り中立の立場でやっていきたいと思っているのですが…この煙ばかりは流石に良くないと思いました。

実際今日の午後は東風だったのですが、丁度稲刈りをしている圃場に大量の煙が風によって流されてきまして、そんな中作業していると兎に角目や喉が痛くなりました。

更には周辺道路の視界も悪くなり、交通傷害の原因にもなりかねません。

そして極めつけは煙をまともにうける民家。

仮にもその家が農家の住まいであり、煙に対して理解のある方ならばまだ良いのかも知れませんが、もし自分が非農家で、その家に煙がやってきたら…中々理解することは難しいと思います。

こうした事から近年では藁焼きをやめましょうという意見も多くなってきており、実際秋田県では条例で藁焼きが原則禁止されております。。。

我らが山形県はと言いますと…そのような条例は今のところはまだないようです。

もちろんその方達の考えや状況は様々違い、一概に何が悪いとは必ずしも言えないのですが、これからの農業は、自分の土地だけでなく、その土地の風土、またそこに暮らす地域住民や環境、全てとうまくやっていくことが求められると思います。

僕もまだまだ至らないところもあるのですが…まずは自分から常に意識することで、誰からも批判されたり、迷惑に思われることの無い、そんな農業が出来たらいいなと思う1日でした。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!

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