農業のイメージを変えるスーツ農家 サイトウキヨトがつくる「家福来米」

スーツを着て農業する齋藤聖人。 彼がつくる「家福来米(かぶらまい)」は、食べるお家に福が来るお米。

今日はしっかり4時半起床です!笑

おばんです!!!

早速ですが今日は昨日に引き続き消毒作業を行いました!

今の時期は稲の花が咲く時期でして、そのため消毒作業はいくらでも早めに終わさなければいけないため、朝からぶっ通しで作業開始です!!!

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早朝はわりかし過ごしやすく順調に作業をしていましたが、7時過ぎにはもはや暑い!

そして急に風も出だして、若干厳しい消毒散布となりました。

という訳で今回は『消毒液』について少々書かせて頂きます。

まず、前回使用した薬液はコチラ!

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左から順に、まずラビデンは『展着剤』と言いまして、主に薬液が稲や害虫にしっかりと付着するよう使用する薬剤です。

そしてモンカットは主に『紋枯れ病』の予防のための薬液です。

最後にスミチオン、こちらは主としてカメムシなどの『害虫駆除』を目的とした殺虫剤です。

そして今日使用した薬剤がコチラ!

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同じく左から順に、まずビームゾルは主に『いもち病』の予防のための薬液です。

そしてダントツ、ラビデンは上記と同じく『害虫駆除』『展着剤』を目的とした薬液です。

ということで…『あれ? 毎回薬液違うの??!』と思った方もいらっしゃると思います。

実際僕も最初そう思いました!

これについて父に聞いてみたところ、科学的根拠があるかどうかは不明だそうですが、父曰く毎回同じ薬液を使用していると害虫などに耐性ができてしまい効果が期待できなくなる可能性があるから。とのことでして、他の農家さん方も基本的に皆さん毎回違う薬剤で消毒されているそうです。

そしてこの消毒作業…勿論害虫駆除や病気の予防のためとはいえ、農薬不使用と比べると少なからず環境に悪影響を及ぼしていることになります。

勿論齋藤家のお米を食べてくださる消費者の方々のお体には影響ありませんし、水田に生きる生物や自然環境を崩壊させるなんてことはありません。

ただ薬剤原体としては毒性の強いものもありますので、使用時は十二分に注意しております。

齋藤家としてもできれば限りなく環境に配慮した米作りを行いたいという想いがあるのですが、現在齋藤家のお米はほとんどを農協さんに出荷しております。

そして、残念ながら農協さんの現段階でのお米の等級基準は、食味重視ではなくお米の粒の形や整粒歩合、色などが判断基準になっております。

そのため、カメムシなどが原因である斑点米(お米に黒い斑点ができること)などの不良米はできるだけ避けなければなりません!!!

お米の等級は生活に直結しますし、農薬を使用しないことで周りの水田へ与える影響、また齋藤家では農薬をしっかりと理解し、考えて使用することで、安定した収量と品質を獲得することができると考えておりますので、中々難しい問題となってしまっております。

しかしながら僕としてはやっぱり農薬を使用しないお米作りにも挑戦したいという考えもあり、これからの齋藤家の米作りには様々な『想い』が重要になってくると思います。

他の農家さんがどんなお米作りをされているのか勉強をしたり、農家さんのそれぞれの想いを勉強させて頂きながら、じっくり考えていきたいと思います。

皆さんはこれからの農業はどうあるべき、どうあってほしいと思いますか??

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

それでは次回つづく!です!

※このブログは齋藤聖人の名前でFacebook等でもアップしています。

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